静岡県富士市・富士宮市では、昨今数多くの建売住宅を目にすることが多くなってきました。
それに伴い、お客様からのお問い合わせでそのような建物に、それぞれのお客様のニーズに合った外構工事(エクステリア工事)のプランのご提案をさせていただくことが増えてきました。
お客様から多くご相談を受ける内容は以下の通りです。
- カーポートを取り付けたい
- 周りと違う門柱にしたい
- 目隠しフェンスを取り付けたい
- ウッドデッキが欲しい
- 庭が土のままは嫌なので人工芝にしたい
- コンセントを増やしたい ・・・etc
建売住宅の外構工事においては、このようなお悩みが見受けられます。
他にも例を挙げると、網戸が付いていない・物干し場に屋根を付けたい、アプローチをおしゃれにしたいなどのお問い合わせをいただきます。
弊社(MKプランニング株式会社)では、そのようなお悩みを解決するべくプランニングさせていただきます。
本記事では、お庭をドッグランにしてナチュラルテイストのエクステリア工事を行った施工事例・使用資材を紹介します。
もくじ
1.お問い合わせからご契約まで
この度、お客様よりペットの購入に合わせて「お庭にドッグランを造りたい」とのお問い合わせをいただきました。
現地調査をさせていただき、お客様のご要望に沿ったプランを作成していきます。
その他のご要望もありましたので、サンプルや実際の位置を確認しながらお客様と一緒にプランニングをしていきます。
例えば、物置の位置変更やウッドデッキの作成、物干しの設置など様々なお悩みがありました。
それらをすべて取り入れ、作図させていただきました。
上記図面のように、平面図とパース図を作りました。
パース図とは、立体的な図面のことです。外構工事やエクステリア計画に必要不可欠なパース図とは参照
最後に、お客様にご納得いただけるプラン・お見積りが出来上がりご契約となりました。
2.工事着手・資材紹介
上記写真は、着手前の状況です。
お庭部は土のままになっていて開放的なため、ペットを放すことができません。
また、奥側道路部から丸見えになっているためプライバシーが守られない状況でした。
これから工事を進めていきます。この項では、工事別に資材を紹介していきます。
2-1.ウッドデッキ設置工事
ウッドデッキを設置させていただきました。
上記写真のLIXIL 樹ら楽ステージ木彫という商品です。
こちらの商品は、デッキ材の表面に筋が入っており質感がとても良い商品になっています。
ペットが下に潜れないように、デッキ下にはメッシュフェンスを取り付けました。
また、上部から出れないようにフェンスを取付させていただきました。
デッキフェンスには、上記写真のLIXIL ボードラインフェンスを設置しました。
このフェンスの設置により、ペットの脱走防止のほか室内も見えにくくなります。
ウッドデッキの中間部には、乗り降りするためのステップも設置させていただきました。
2-2.人工芝敷設工事
お庭部には、ユニオンビズのメモリーターフ50mmを敷設させていただきました。
こちらの商品は、上記写真のように様々な機能を持った商品です。
人工芝にすることにより、日々のお手入れが楽になり綺麗な緑を1年中楽しむことができます。
弊社では、クッション砂を敷いた後に防草シート(プランテックス125)を敷設して、その上に人工芝を設置しています。
これにより、クッション性のある人工芝となるのです。
2-3.土間コンクリート工事
正面の砂利になっている箇所を土間コンクリートにさせていただきました。
既存の土間コンクリートとの間には、境として見切りレンガを設置しました。
土間コンクリートにすることにより、砂利の散乱を防ぐことができるほか雨天時にもぬかるむことなくスムーズに駐車することができるようになります。
表面は、刷毛引き仕上げにて施工させていただきました。
※刷毛引きや洗い出し仕上げなどの土間コンクリートの表面の4つの種類
2-4.メッシュフェンス設置工事
境界部には、上記写真のLIXIL ハイグリットフェンスUF8型を設置しました。
簡易フェンスとして良く使用されますが、こちらの商品には以下の特徴があります。
- コストパフォーマンスに優れている
- ペットが出れなくなる
- 隙間が多いため風通しが良い
- 枡目が小さいのでゴミや落ち葉を通しにくい
これらの利点を生かせるため、採用させていただきました。
2-5.階段作成工事
階段部は、ブロックを積んでから上部にモルタル(もるたる:セメントと砂、水を混ぜたもの)を張って作成しました。
ブロックは、見劣りしないように化粧ブロックを採用しました。
上記写真の東洋工業 ライクです。
これにより、以前まで40cmほどあった段差を解消することができました。
2-6.外水栓設置工事
外水道がお庭部にありましたが、散水栓として地中に埋まっていました。
そのため、使用するたびにふたを開けて蛇口をひねる必要があります。
また、ホースを毎回取り外したり付けたりしなくてはならないため、不便を感じられていました。
散水栓を上記写真のような、東洋工業のマルコを設置しました。
こちらの商品は、2口蛇口があるため1口をホースに付けっ放しにしておき、もう一口で手洗い用にすることができます。
水栓柱の下部には、上記写真の東洋工業 陶器パンを設置しました。
これで、足元を汚すことなく水道を使用できます。
また、見た目もおしゃれな商品ですので、お庭のグレードをワンランク引き上げることができました。
2-7.植栽工事
各所に植栽を植えさせていただきました。
植えたものを以下に紹介させていただきます。
これらを配置させていただき工事完了となりました。
3.まとめ
その他、物置の向きを変えたり植栽部にタイマー式の照明を取付させていただきました。
このような、資材を使用して見栄え良く機能的なお庭が完成します。
これでペットを安心してお庭に放すことができます。
本工事では、「シンプルナチュラル」を基に資材を選ばせていただきました。
モダンなお宅を活かすよう、デッキと人工芝は天然物ではなく製品を取り入れることでフリーメンテナンス且つ納まり良く、植栽を各所に配置することでナチュラルな雰囲気を演出させていただきました。
K様、この度は弊社へ工事のご依頼を頂きまして本当にありがとうございました。
これからも末永いお付き合いをよろしくお願い致します。