外構工事やエクステリア計画に必要不可欠なパース図とは

あなたがお庭の計画を立てようと思った際、どのようにイメージをされますか。

建築会社さんからいただいた図面に、「ここにフェンスがほしい」「この箇所にウッドデッキを置きたい」などを書き込むことでしょう。

しかし、これでは実際の描写が浮かばず、カタログを見るだけでは全体のイメージを掴むことができません。

この際に金額だけを重視して、安いだけを売りにしたエクステリア商品会社さんや物置専門業者さんに単体で依頼してしまうと、全体のバランスが合わず建物との調和がとれないお庭ができあがってしまうのです。

このようなことにならないようにするためには、外構工事専門業者(エクステリア会社)に相談しましょう。

専門業者では、パース図(ぱーすず:2点透視図のこと)や平面図を作成して、あなたのお庭のプランをリアルに提案します。

このパース図を確認することにより、全体的な色味や構図等をチェックすることができるのです。

もくじ

パース図の必要性

昨今では、ソフト技術が向上し平面でしか描けなった工事図面を3Dに表現することができるようになりました。

また、これと同時にエクステリア専門会社では、パース図を作成することが当たり前になっています。

もし、パース図を作成せずに工事を進めた場合、「全体の色合いがチグハグになってしまった」「思っていた大きさと全然違う」なんてことが多く発生してしまうことが安易に予想できます。

これらを防ぐために、私どもの業界では平面図とパース図をセットにしてお客様に工事図面をお渡しすることが常識となっています。

建築設計士さん(建物の設計屋さん)では、お庭の作図ソフトを備えていない方が多く「平面図・立面図だけでも、プランを十分に伝えることができる」と言われる方がいますが、これは大きな間違いです。

外構図面を描くソフトには、フェンスからカーポート、さらにはブロックに至るまで数多くのメーカーの商材が登録されています。

このため、各箇所に配置された細かな商品の特徴を、より鮮明に再現することができるのです。

例を挙げるならば、以下のような工事図面でどこまでイメージすることができるでしょうか。

「平面図」と呼ばれるだけあり、平面的なイメージは多くを掴むことができるでしょうが立面的な構図は浮かんでこないことでしょう。

カタログを併用して見たとしても、パーツごとの認識しかできず全体的な色や形をとらえることは非常に難しいと言えます。

そこで、以下の図面と見るとどうでしょうか。

道路から見た際のパース図

建物裏側から見た際のパース図

塀・アプローチの詳細を描いたパース図

これら3つの図面を見ると、様々な角度のエクステリア計画を知ることができるので、容易に全体像から細かな点までを知ることができます。

特に、フェンスや門柱・カーポートなど高さのある商品に関しては、平面図だけでは到底想像がつきにくいことと思いますが、パース図を確認することにより配色やバランスを目の前にあるかのようにチェックすることができるのです。

 

まとめ

町を歩いていると念願の新築住宅を建てたにもかかわらず、外構工事を失敗して外観を損なうお庭造りをしてしまった物件を見ることがあります。

その要因は、はっきりとはわかりませんが、本記事で紹介した「パース図」の作成無しで行ってしまったのではないかと思います。

パース図を確認することで、お庭全体の構図から配色・さらには細部の商品の造りまでもチェックできますので満足のいくエクステリア工事ができます。

本記事をここまで読み進めたあなたには言うまでもありませんが、「外構工事の計画においてパース図の作成は当たり前」なのです。

お庭の工事の計画をする際は、平面図・パース図を良くご覧になって外構工事専門業者に依頼するようにしましょう。

 

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