あなたは、外構(エクステリア)工事を依頼する時に、どのようなことに着目しますか?
たとえば、営業さんの人柄やエクステリアのデザイン、ブランド、お金など様々なポイントがあると思います。その中でも、「工事金額」は非常に気にされることと思います。
しかしながら、工事のお見積り内容を見ても、その項目が高いのか安いのかを判断できません。
なぜなら、エクステリア工事では様々な敷地の条件により大きく金額に差異が生じるからです。そのため、相場を設定するのが難しいです。
例えば高低差のある敷地では、土留め工事(土が崩れてしまわないように壁を設ける工事)が必要になります。このとき、「コンクリート造の壁を設置するか」「ブロック壁を作成するのか」「化粧仕上げ(左官仕上げ)の壁を採用するのか」これら3つだけをとっても大きな金額の差があります。使用する材料や人件費が大きく変動するからです。
このとき、上記の3つはそれぞれコスト面、強度面、デザイン面に優れたプランであり、最終的に決めるのはあなたです。
ではどのようにして、その工事が妥当な金額であるのか知ることができるのでしょうか。
実は、外構工事の世界でも、それぞれの工種に「相場」があります。ただ、どのお宅でも同じ条件、面積、地形であることは有り得ないことなので、若干の変動があります。
そこで、このページでは外構工事の相場や条件など、エクステリアのお金のことについて説明していきます。
もくじ
1.どこに依頼すれば良いのか
あなたは、外構工事を依頼する際に、どこにお問い合わせしますか?
有名なハウスメーカーや住宅を建築した工務店、それとも知り合いの専門業者など考えられることと思います。
「どこに依頼しても同じではないのか」と思われる方がいますが、それぞれ違いがあります。
そこで、ここではそれぞれの会社によりどのような違いがあるのか説明していきます。
1-1.ハウスメーカー
あなたのお宅をハウスメーカーで建てた時、同時に外構工事の依頼やお見積りをお願いするでしょう。
ただ、あなたが見るプランは、ほとんどの物が外構専門業者が作成した物です。なぜなら、ハウスメーカーは受注した外構工事を我々のような専門業者に工事を丸投げするからです。
そのため、専門業者の提出した見積書に、3~4割のマージン料を上乗せしてあなたの手に届きます。
たとえば、100万円のエクステリア工事をハウスメーカーに依頼した場合、30~40万円はハウスメーカーの利益としてチャージされているということです。そのため、あなたは100万円を支払ったにも関わらず、実際の工事費用は60~70万円しかないことになります。
このお金があれば、新しい家具やもう一つ上のランクの外構工事を行うことができます。
また、ハウスメーカーからのパターン化された外構は似ているものになってしまいがちです。
そこで、ハウスメーカーにお見積りを依頼する時は、専門業者にも相見積もり(あいみつもり:複数の業者に見積りを依頼すること)をお願いするようにしましょう。
1-2.地元工務店
地元の工務店に外構工事を依頼する時も、ハウスメーカーと同様に相見積もりを専門業者に依頼しましょう。前述の通り、専門業者に丸投げするからです。
また、地元の工務店は、通常1.5~2.5割ほどのマージン料を上乗せします。
ハウスメーカーほどではありませんが、数十万円単位になることは間違いありません。集客能力のあるハウスメーカーと同様に、営業費としてマージン料をお客様から頂くのです。
ただ、あなたが本当に納得のいくプラン・お見積り内容であるなら、ハウスメーカーや工務店に外構工事を依頼しても良いでしょう。
先ほども述べましたが、最終的に決定するのはあなたです。
1-3.外構(エクステリア)専門業者
どの会社に依頼しても、最終的に施工するのは専門業者です。
ただ、ハウスメーカーや工務店に比べて営業能力がないため、お客様を集めることができません。
そのため、元請け会社から依頼された工事を行うのが現実です。知り合いの方に、外構工事の専門業者がいる場合、相談するようにしましょう。
また、専門業者に依頼する時も、自社施工の会社であるか確認しましょう。
外構専門会社であっても下請け会社(専門業者)に丸投げする会社かもしれないからです。
この場合、工務店のように何割かのマージン料を取って、下請け会社に丸投げします。ただ、建築会社とは違いエクステリア工事を専門にしているため、良いプランが提案されます。
2.外構工事にかかる費用を箇所ごと説明します
外構工事には、「相場」が存在します。
それぞれの会社により違いはありますが、大きな差はありません。
ただ、地域による材料費の差や経費の大小、お見積り内容の違いなどによりお見積り金額に差が出てきます。ご了承ください。
ここで紹介するのは一例ですが、あなたの外構工事の予算取りの参考になればと思います。
また、外構工事には「諸経費」「機械代」「残土処分費」などの費用がかかります。ここで計算した費用の2割増しで予算組みするようにしましょう。
下記に、土間コンクリートの施工を例に金額を説明していきます。
エクステリアでは、簡単に取り付けられる製品もあれば、土を掘って下地を作り埋め込む物まで様々です。
そのため、製品価格がそのままお客様が支払う金額ではなく、さらに施工費用が上乗せになることをご了承ください。
2-1.駐車場(土間コンクリート)
外構工事の中で、必ずと言っても過言ではないほど施工するのが駐車場の土間コンクリート工事です。
コンクリートを設置することにより、大切な車の泥ハネを防げたり、タイヤが地面に埋まるのを防げたりします。
さらに、砂利や土のままだと、あなたのお宅の前の道路を汚してしまいます。
しかしながら、施工することにより美観を保てるようになります。
では、駐車場工事とは、どのような施工をしていくらくらいの金額になるのか説明していきます。
2-1-1.コンクリート流し込み前の仕事
まずは、現地で高さや勾配、さらには仕上げ方法の打合せを行います。
その後、打合せ結果をもとに、決められた高さにショベルカーなどを用いて地面を掘り下げます。
そして、砕石(さいせき:適度な大きさに整えられた石・砂)を敷きこみ、締め固めます。
最後に、型枠(かたわく:生コンクリートをせき止めるための板)を組み込み、ワイヤーメッシュと呼ばれる格子状の鉄筋を設置して完了です。
2-1-2.コンクリート流し込みから仕上げまで
事前に予約を入れた生コンクリート工場から、ミキサー車にてあなたのお宅に材料が運ばれてきます。
そして、その生コンクリートを一輪車やショベルカー、場合によってはコンクリートポンプ車(生コンクリートを様々な場所に、ホースを通して送ることのできる車)などを使用して、流し込みます。
このとき、流し込んで終わりではなく、職人が決められた高さに均していき、数回に分けてきれいに仕上げていきます。
この作業は、生コンクリートの表面の水分がある程度無くならないとできません。そのため、冬場だと夜遅くまでかかることもありますし、夏場だと早く渇きすぎてしまうので、多くの職人の手が必要になることもあります。
完全に硬化したことを確認し、型枠を外し、埋め戻しして完成です。
2-1-3.相場
前述の通り、駐車場工事は様々な作業を専門機械や材料を用いて行うため、それに応じた費用が必要になってきます。
全国的な相場では、1㎡(平米)あたり7000~9000円です。
この金額は車2台分程度のものなので、それより広ければ安くなり狭ければ高くなります。
また、コンクリートの中に色砂利や植物を設けるための溝の数量やきつい傾斜がついている場合、変動が生じますし、削った際の土の処分費用が追加になることもあります。
さらには、コンクリートの表面をタイルにしたり、模様を付けたりするともっと高額になります。
いずれにしても、必要な外構工事の一つなので検討してみてください。
さらに詳しい説明は、「駐車場の土間コンクリート工事に必要な4つの費用の知識」をご覧ください。
これを読むことで、さらに知識を得ることができます。
2-2.カーポート
大切な車を守るために必要な工事は、土間コンクリート工事と合わせて設置したい「カーポート」です。
カーポートの費用に関しては、製品の金額で左右されるので相場はありません。
製品には、安いもので数万円~数百万円のものまであります。
ただ、一般的な製品の設置工事費用は1台用で3~4万円、2台用で7~10万円程度です。
2-3.門周り(門扉・門柱・インターフォン・ポスト)
「家の顔」である門・玄関前は、オシャレにしたいポイントです。
家を塀や植物などで囲われている場合は門を、住宅をオープンにしている際は、玄関前に見栄えのある門柱を設置することにより外観がとても素敵になります。
また、道路沿いに玄関のあるお宅では、目隠し効果も踏まえた門柱を作成することで美観と実用性を得ることができます。
2-3-1.門扉・ゲート
まず、門扉についてですが、クローズドスタイル(敷地の周りを塀やフェンスなどで囲われている)の外構工事で主に使用されます。
また、犬などを飼っているお宅でペットが外に出ないように設置したり、高低差のある土地でフェンスや塀の出入り口として用いたりします。
そして、ゲートは車庫の出入り口に設置する物です。
門扉またはゲートの金額についてですが、製品の価格により大きく変動します。
安いもので2万円前後~数十万円の物まであります。下記に参考例を示します。
- 片開き門扉は、2万円前後~15万円
- 両開き門扉は、3万円前後~20万円
- ゲートは5万円~数十万円
以上の物があります。各メーカーによって、値段や仕様は様々です。
そして、設置費用ですが、門扉の場合1万円~5万円程度です。前述の通り、条件により金額の差異が生じます。
ゲートの場合、長さやレールの有無があるので一概には言えませんが、2万円~10万円程度費用が掛かります。
2-3-2.門柱・ポスト・インターフォン
次に、玄関に欠かせない商品の紹介です。
玄関前の壁や門の両サイドにそびえ立つ迫力のある門柱、さらには上記の図のようなインターフォンやポストの機能を兼ね備えた門柱までさまざまなものがあります。
したがって、その製品や壁の種類により値段は多岐にわたるため、相場を説明することはできません。
あなたが欲しい商品、デザインの壁をエクステリア専門業者に相談してみましょう。
ポスト・及びインターフォンも同様ですが、製品の値段により価格は変わってきます。まずは、外構業者に問い合わせてみましょう。
2-4.アプローチ
門扉や門柱と合わせて建物の顔を引き立てるのが「アプローチ」です。
あなたのお宅をより一層素敵にしてくれます。
アプローチには、インターロッキング(レンガを並べたもの)やタイル、コンクリートや芝などいろいろなパターンが考えられます。
さらには、材料だけでなく形状や長さ、幅もシーンごとに設計できます。そのため、デザインや敷地、予算などによりあなたの理想のアプローチを計画しましょう。
相場は非常に設定しずらいですが、おおまかに下記に記します。
- コンクリート仕上げ 1㎡(平米)あたり6000~8500円
- 洗い出し(コンクリートの表面に砂利があらわになっている仕上げ方)コンクリート仕上げ 1㎡(平米あたり)12500~18000円
- インターロッキング 1㎡(平米)あたり10000~16000円
- タイル 1㎡(平米)あたり16000~50000円
- スタンプコンクリート(コンクリートに色や模様をつける技法) 1㎡(平米)あたり16000~20000円
- 芝(縁取りは別途) 1㎡(平米)あたり3500~5500円
簡単にまとめると以上です。
※注意していただきたいことは、いずれも土の鋤取りや下地の施工費もすべて込みの値段です。
また、面積の大小や施工条件によりここで示した相場より大きく外れる可能性もあります。
2-5.塀(ブロック・フェンス等)
2-5-1.塀
建物の周りや敷地の境界線沿いに、防犯効果もある塀を作成しましょう。
高低差のある敷地や境界部に側溝などがある場所に、塀やフェンスを設置すると、防犯対策だけでなく小さい子供やペットを危険から守ることができます。
また、塀やフェンスは様々なデザインを施すことができるので、あなたのお宅に合わせてより一層引き立てることができます。
防犯面や安全面、さらにはデザイン的にも万能な塀やフェンスの概算費用は、以下の通りです。
- CBブロック(1段積み) 1mあたり2500円~3500円
- CBブロック(多段積み) 1㎡(平米)あたり6000円~7500円
- 化粧ブロック(1段積) 1mあたり4000円~7500円
- 化粧ブロック(多段積み) 1㎡(平米)あたり9000円~12000円
- CBブロック左官仕上げ(塗り壁) 1㎡あたり3000円~5500円
- CBブロック塗装仕上げ(ペンキ塗り) 1㎡あたり2500円~4000円
2-5-2.フェンス
次に、フェンスの費用について触れていきます。
フェンスと一言で言っても、アルミの物から鉄や木の製品、さらには鋳物で出来た物までさまざまな商品があります。
また、高さも60cm~2m以上の大きなものまで多種多様です。
以下に、フェンス工事の相場を表にまとめてみます。
上記の表の通り、一つの製品をとっても差があります。
安い物は目隠し効果の無いシンプルな製品で、高いものはデザイン性があり目隠し効果もある商品だと思ってください。
また、この金額にはフェンスの基礎工事は含まれていないので、ブロックなどの基礎(きそ:フェンスの柱を埋め込み倒れ止めとなるもの)が必要です。
2-6.ウッドデッキ
住宅に、必ずと言ってもいいほど付けたくなるアイテムが、このウッドデッキです。
家の中から外に出ることができ、洗濯物を干したりテーブルセットを置いてティータイムを過ごしたり、活用方法はさまざまです。
そんなウッドデッキはどれくらいの費用が掛かるのでしょうか。
人工木で職人による手作りウッドデッキ(基礎費用込)1㎡あたりの単価
- ~10㎡ 35,000~40,000円
- ~20㎡ 27,500~35,000円
- ~30㎡ 20,000~30,000円
- 30㎡~ 18,000円~
- フェンス(デッキ周りの柵) 1mあたり20,000前後
- 階段 1箇所につき15,000~25,000円
既製品によるデッキの工事価格
既製品によるデッキは、製品の値段により大きく左右されます。
そのため、商品価格は物それぞれ異なってきます。
一方、工事金額はデッキ基礎込みで一坪(約3.3㎡)5万円程度が一般的です。
2-7.芝・砂利
住宅の周りをコンクリートやタイルなどで囲ってしまうと、固いお庭になりがちです。
そのため、柔らかい印象を持つ「砂利や芝」を各所に配置することにより温かみのあるエクステリアを実現することができます。
では、それらの工事はどのような工程を経て行われ、相場はどのくらいなのでしょうか。
芝張り工事
- まずは、芝を張る箇所を仕上がりの高さに合わせて、整地(せいち:土を平らに均すこと)をします。このとき、地面が低ければ土を運搬して盛土(もりど:土を入れて地面の高さを上げること)して、低ければ土を削り取り搬出・処分します。
- 次に、芝生を植えるために水はけの良い土又は砂を敷きならしていきます。この後、土が凸凹にならないように足で踏み固めます。
- 芝をきれいに並べます。
- 芝同士の隙間に、目土を撒きます。
- たっぷりと水をかけます。
これらの作業を行い、ようやく完成となります。
「芝張り工事」の相場ですが、1㎡あたり3000~5000円です。このお値段には、残土処分代や盛土にかかる費用は含まれていません。
砂利敷き工事
- まずは、芝と同様に、仕上がりの高さより砂利の厚み分引いたレベルで土を整地します。
- 次に、デコボコにならないように転圧機(てんあつき:土を締め固める建設機械)にて、地面を締め固めます。
- 防草シート(ぼうそうしーと:雑草を生えにくくするためのシート)を敷きます。
- 砂利を敷きならします。
これらの作業を行う「砂利敷き工事」の相場は、通常の灰色の小粒砂利で1㎡あたり2000~3000円です。
砂利敷き工事の際も、必要に応じて残土処分や盛土をします。また、砂利を敷く箇所に排水枡(はいすいます:排水管を点検するための枡)がある際は、蓋の高さの調整をする必要があることがあります。この際は、有料になりますので注意が必要です。
さらには、現状の地面に雑草が多く生えている場合、処分費用が掛かることがあります。工事の際は、外構専門業者に尋ねてみましょう。
これについては、「庭の雑草対策のための防草シート+砂利敷き工事の費用解説」でさらに詳しく解説しています。より深く具体的に説明していますので、熟読してください。
3.新築時の外構工事
住宅を新築する際、あなたは理想の住まい・お庭を思い描くことと思います。
しかし、家ができればできるほど追加工事などで予想以上の出費がかさみ、一番最後に行う外構工事に予算が少ししか回らない方が多々いらっしゃいます。
また、予算以上のお見積りが提示されて、工事や材料を削り理想のお庭にならなかった方も多くいることでしょう。
では、どのようにすれば正しい予算組みをすることができるのでしょうか。
ここでは、5つのパターンに分けて考えてみます。
3-1.分譲地の場合
分譲地を購入して、お宅を建てる方は、比較的予算通りの外構工事ができることと思います。
なぜなら、土地をコンクリート壁などで区画整理されていて「家を建てるための敷地」になっているからです。
そのため、残土処分費用や盛土費用などの土工事がそこまで多く発生しません。
また、コンクリート壁で囲まれた分譲地では、その壁を利用してブロックやフェンスを設置することができるため、工事費用が削減できます。
さらには、隣のお宅との境界線にも壁があるため、境界部にお金をかけずに済みます。
分譲地は、他の空き地よりも土地代が高額ですが、家を建てるために作られているため、住宅工事や外構工事が割安になります。
そのため、分譲地では比較的安価で外構工事を行うことができます。
3-2.建て替えの場合
家を建て替える際の外構工事では、新たな家の大きさや位置でお庭づくりが変わります。
住宅が以前よりも小さくなる場合、当然庭スペースが広くなるため、多めの予算が必要になります。
また、家の位置が大きく変わる際は、住宅工事の関係上、以前のお庭を大きく壊すことになりますので、新築時と変わらないくらいの金額がかかります。
さらには、昔設置した塀などがある場合、老朽化している可能性があるため、作り直す必要があります。その際は、「解体費用+新設費用」となるため、工事が高額になります。
建て替え時には、住宅の向きを変えるだけで、車の出入り口の変更や塀の作り替えなどさまざまな工事が発生する可能性があります。
そのため、建て替え時の外構工事では、予算は多めに用意しておく必要があります。
3-3.傾斜地の場合
敷地に傾斜がついている場合、土留め(どどめ:土が流れ出ないようにするための壁)などを設けたり土を盛土したりする必要があるため、工事が高額になります。
また、傾斜地であっても住宅は平らに作られるため、駐車場や階段の作成にお金がかかります。
したがって、土地の値段にとらわれすぎて住宅や外構のことを考えずに安易に購入することは大変危険です。
あなたのマイホームプランをよく考えてから土地の購入をしましょう。
3-4.建売の場合
建売の場合、お隣とよく似たデザインの外壁や住宅の形のものが多いです。
そのため、お庭にアクセントを置くことであなたのお宅と一目で分かるような家にしたいものです。
そこで、エクステリア施工前の建売住宅の際は、建売会社に外構を依頼せずに、エクステリア専門業者に依頼するようにしましょう。
建売会社に依頼してしまうと、ワンパターンのお庭づくりをされてしまい、個性の無いお庭になってしまいます。
土地、建物を安く購入できる「建売住宅」をご購入の際には、お庭に注意しましょう。
3-5.リフォームの際の外構工事
リフォームの際は、建て替えと同じように、お庭のあちらこちらに欠陥が見られることが多いです。
そのため、危ない箇所のみならず「お庭のリフォーム」にも着目するようにしましょう。
住宅・外構をリフォームすることにより、新築のような輝きを取り戻すことができます。それに、家をきれいにしたにもかかわらず、お庭が古い状態のままでは綺麗な住宅が映えません。
つまり、「住宅のリフォーム時には、お庭のリフォームも考えなくてはいけない」ということです。
4.まとめ
このページでは、「外構工事のお金」のことについて触れていきました。
しかし、ここで提示した金額はあくまでも「相場」ですので、あなたの住宅の工事金額とは異なるものです。したがって、相場よりも2割程度多く予算を組んだ方が無難です。
土地・建物それぞれの条件が異なるため、エクステリアの相場金額は非常に算出しにくいです。
ただ、予算を決めなくては工事ができませんし、プランを立てることができません。
そこで、ここで紹介したお値段を参考に外構工事の具体的な予算・プランを立ててみてください。
私共の会社には「住宅を建てたけれど、お庭が手つかずにいる」「お庭に不満がある」などと言ったお問い合わせ内容が非常に多いです。
それは、家を建てる際に、外構に満足のいく予算を組み込めずに無理やり工事した方がほとんどだからです。
つまり、「こだわったお庭づくりができずに結果的に不満が生じる」ということは、「安易な考えで新築時に外構工事をしてしまい無駄金を使ってしまう」ということを頭に入れておいてください。
また、わからないことや疑問に感じたことは外構専門業者に相談しましょう。専門的視点から、あなたのお悩みを解決してくれるはずです。