コンクリートブロックで土留め壁を作る際の3つの注意点

家のお庭や敷地を囲う壁は、どのような材質の物が良いのでしょうか。

コンクリート製や木製の物から、ブロックなど様々な種類の製品がありますが、中でもコンクリートブロックは、デザイン性や施工性さらにはコストパフォーマンスに優れていることなどから、多くのシーンで使用されます。

では、あなたが外構専門業者(エクステリア会社)にブロック塀工事を依頼する際、どのような点に気を付ければ良いのでしょうか。

業者選びはもちろんのこと、あなた自身も知識を身につけることで、さらに高品質のお庭を創作することができるのです。

もし、悪徳業者に粗悪な作業をされた場合、高額な工事で倒壊しやすいブロック塀ができてしまう恐れがあります。

そのようなことにならぬようこの記事では、「高品質なブロック塀」ということにフォーカスして以下の3つの注意点について紹介します。

  • 正しいブロックの選別
  • 適切な幅・厚みの基礎工事
  • 壁にかかる力を考慮した鉄筋の間隔

これらを知ることにより、地震や台風にも負けない高強度の外壁作りの基礎知識を得ることができます。

この記事では手抜き工事などで問題視されている、注意点3つをまとめたものを説明していきます。

もくじ

1.正しいブロックの選定

ブロックの選定は、塀そのものの強度に直結します。

どのようにして施工業者は、ブロック塀に使うブロックを選定しているのでしょうか。

まず、コンクリートブロックと一言で言っても種類がいくつかあります。

それは、化粧ブロックやコンクリートブロック・さらには型枠ブロックと呼ばれるものまで様々な製品があるのです。

ここでは、最もよく使われる CB ブロック(コンクリートブロック)を例に挙げて解説していきます。

主に上の図の三種類が外壁や下地としてよく使われるブロックです。

まず、図の左上にあるブロックは穴の上部が塞がれているブロックで、横に鉄筋を通す際に利用します。

これを「横筋ブロック」といいます。

多用することで、モルタルはもちろんのこと鉄筋をも挿入することができますので、高強度の壁を作るためには欠かせない製品です。

次に、図右上のブロックは基本となるブロックで、中央の穴は基本的には使わず両サイドに鉄筋、コンクリートを流し込む際に利用します。

こちらのものは「基本ブロック」と呼ばれています。

これは作業性が良いため、高さを稼ぐために使用されますが、多段積みしてしまうと横筋が流せなくなってしまうため、強度が低くなってしまう恐れがあります。

そのため、一部の粗悪な業者は、外観では分からないためこれを多用して鉄筋やモルタル、さらには作業時間を大幅に削り多くの利益を得ようとします。

しかし、そのようなブロックでは強度が高くないならないのは一目瞭然です。

最後に下のブロックは、「コーナーブロック」と呼ばれる製品で、コーナー用のブロックで縦、横に鉄筋を通るように加工しながら使用します。

このように、外観が同じでも使用するブロックにより内部の構造を変えることができるのです。

優良な業者であれば、お見積りの際に、「基本」「横筋」「コーナー」と3種類分けて積算しています。ここで、どのような構造かが分かるのです。

2.適切な幅、厚みの基礎工事

一言でブロック工事といっても簡単に思えるかもしれませんが、ブロック塀の工事においても、家など大きな建築する際においても基礎工事は大切です。

正しい工事をしなかった場合は、もちろん崩れやすくなり、もし倒壊してしまった場合、近隣住民や通行人にも多大な損害を与えます。

そして、最悪の場合あなたの家族を巻き込んでしまう可能性もあるのです。こうなってしまっては本末転倒です。

そのため、地震及び風圧、さらには土圧(どあつ:土が流れようとする力)に対し安全であるように設計・施工しなければなりません。

一般的には、ブロック塀の基礎は、鉄筋コンクリート製とします。

そして、鉄筋は基礎部からブロックの一番上まで1本ものとし、途中でのつなぎや折れ曲がりは禁止されています。

また、底部のコンクリートの幅は、高さの7割程度が一般的です。

そして、厚みは10~15cmを基準としてブロック塀にかかる力や地盤等を考慮して設計していきます。しかし、上記図右側のように幅や厚みの削減、さらには鉄筋の施工不良等を行う業者がいるのです。

これは、コンクリートの量を少なくすることで材料費や施工手間を減少させ利益を得るのです。

また、鉄筋が長いと施工性が悪いため、短い鉄筋をつなぐことで作業しやすいようにしてしまう粗悪な業者には要注意です。

3.正しい間隔の配筋(鉄筋組み)

上記図のように、鉄筋を縦と横に入れ配筋の幅が、両方とも80センチメートル以内と決まっています。

また、鉄筋の直径なども決まっており、直径9ミリメートル以上と定められています。

もちろんこれらは、最低基準であるため高さや使うシーン、さらには壁にかかる圧力を考慮して、太さや間隔を決定していくのです。

もし、コストを削減しようとして開ける幅を大きくしたり鉄筋の直系を規定より小さくしてしま場合、耐久面に大きな問題が生じてしまいます。

その結果、壁の倒壊のリスクなどが大きくなり、知らないうちに大惨事になってしまうのです。

もし、気になる際は、依頼した業者に「使用する鉄筋の太さと間隔はどれくらいですか。」と一言尋ねてみましょう。

こうすることで、あなたがブロックに挿入する鉄筋を気にしていることが業者に伝わるため、より細かな気配りをしてくれることでしょう。

まとめ

この記事では、ブロック塀を設置する際とても重要な点3つを紹介しました。

弊社に在籍している「ブロック塀診断士」が、数多くの粗悪な工事を目の当たりにしているため、その実例や悪徳業者の手口を一部ご紹介しました。

ブロック塀は、様々なデザインにより住宅をさらにより良いイメージにすることができます。安心・安全なことはもちろんのこと、素敵なお庭造りを目指しましょう。

そして最後に、もしあなたが塀を設置工事をお考えの際は、正しい知識を持っている専門の業者に任せた方が耐久性はもちろんのこと安全性も高まります。

このとき、「ブロック塀診断士」のいる工事店に相談した方がさらに専門性が増すため、とても安心です。

さらに、以下の記事を合わせて読むことで多くの外構・エクステリアの知識を得ることができます。

・ 「ブロック塀の解体及び撤去工事の金額・費用を解説します」

・ 「地震からブロック塀を守るためのブロック塀診断士の仕事」

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