ウッドデッキをタイルデッキにリフォーム:素材別によるメリット

あなたの家にはウッドデッキが設置されていますか?

昨今では、半数以上の方がウッドデッキ若しくはタイルデッキ工事を行っています。

なぜなら、ウッドデッキやタイルデッキを設置すると「リビングが広く見える、または広く使える」、「物干しに使える」、「腰掛けにできる」などといった多目的スペースとして利用することができるのです。

これらの事情から、多くのお客様に選ばれています。

ただ、ウッドデッキの素材に関してデメリットが生じることがあります。

天然木を使用する場合、素材やメンテナンスを考慮しなくては数年でボロボロになってしまうのです。

実際に弊社へと相談される多くのお客様は、建築時に費用面を重視するあまり安い木材を使用してしまい数年(5年も持たず)で腐食してしまっています。

劣化に気づかずにご家族が使用した際に、壊れてしまったり最悪の場合大けがをしたりする危険性があり大変危険です。

そのようなことにならないように、設置する前に計画を立てることがとても大切です。

本記事では、施工事例を交えながらウッドデッキやタイルデッキの「メリット・デメリット」を紹介していきます。

もくじ

1.ウッドデッキについて

天然木を利用したウッドデッキは、木の風合いによる温かみを演出してくれます。

多くのケースでは、建築会社より提案を受け大工さんにより天然木を使用して設置されます。

木材にも種類が多く存在しますが、一般的には安いものを使用して組み立てられるため、塗装等のメンテナンスが必要になります。

怠ってしまうと、すぐに腐食することもあります。

ここでは、天然木のウッドデッキのメリット・デメリットについて説明していきます。

1-1.ウッドデッキの設置によるメリット

天然木のウッドデッキに挙げられるメリットは以下の点です。

  1. 温かみのあるお庭を演出できる
  2. 加工・改造が容易にできる
  3. 塗装を行うことにより簡単にイメージを変えることができる
  4. 天然の木を多用した住宅の場合、デザイン性が向上する
  5. 安い木材の場合、安価である
  6. 解体が容易である

以上のようなメリットが考えられます。

弊社においても、木造の住宅で木材を多用したお宅の場合においては、天然木のウッドデッキをご提案することがあります。

それでは、デメリットについてはどのようなことが挙げられるでしょうか。

1-2.ウッドデッキの設置によるデメリット

前項では、天然木のウッドデッキのメリットについて考えました。

一方、どのようなデメリットが生じるのでしょうか。以下にまとめてみます。

  1. 経年劣化による色落ちが発生する
  2. 細かなメンテナンスが必要
  3. 腐食が激しい
  4. 劣化に強いハードウッドを使用すると高価である
  5. 地域によっては白アリが発生する

以上のような、デメリットがあります。

特に、「3」の腐食の点が非常に気になります。

弊社へとご相談をいただく多くの方が、数年での劣化を非常に残念に感じており、リフォームをすることになります。

メンテナンスや耐久年数、さらには使用木材を確認して設置する必要があります。

沼津市大手町ウッドデッキ塗装工事:お庭のメンテナンス方法

2.タイルデッキについて

ウッドデッキ以外に、上記写真のようなタイルデッキがあります。

こちらは、硬い印象がありますが、高級感や使用する上でのメリットが多数あります。

また、タイルの素材は年々様々な大きさや形状の種類が出てきており、いろいろなシーンを演出してくれます。

それでは、タイルデッキにはどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

2-1.タイルデッキの設置によるメリット

タイルデッキの設置によるメリットは、以下の通りです。

  1. 他の素材に比べて耐久性・耐候性が高い
  2. タイルの種類が非常に多いため、様々なシーンに合わせて選べる
  3. メンテナンスが楽
  4. 熱に強いため、バーベキュー等行うことができる
  5. 高級感がある
  6. 強度がある

以上のようなことが挙げられます。

タイルデッキを設置することにより、高強度でフリーメンテナンス、尚且つデザイン性のある空間を演出することができるのです。

これが、タイルデッキの魅力になります。

2-2.タイルデッキの設置によるデメリット

一方、タイルデッキにもデメリットが存在します。それは以下の点です。

  1. 改造・リフォームが大変
  2. 温もりが無い(使用するタイルにもよる)
  3. 価格が高い(形状や資材にもよる)
  4. 解体が大変
  5. 外壁に直接触れることができないため、グレーチングの設置が必要(費用に影響)

以上のようなデメリットが挙げられます。

そのため、タイルデッキの設置には事前の入念な打ち合わせが必要になります。

3.人工木のウッドデッキについて

昨今で、一番多く選ばれているデッキの種類が人工木のウッドデッキです。

各社様々な商品が発表されています。

こちらは耐久性や耐候性に優れていて、温かみのある商品になりとても人気があります。

3-1.人工木ウッドデッキの設置によるメリット

人工木のウッドデッキの設置には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

  1. 耐久性・耐候性に優れている
  2. メーカー品のため、保証がある
  3. シリーズ商品の(フェンスや門扉等)納まりがきれい
  4. 比較的安価である
  5. 木目のある床板などを使用すると、温もりがある
  6. メンテナンスが楽である
  7. 加工や解体が容易にできる

以上のようなメリットがあります。

これに加えて、施工例が非常に多くあるため、ウェブやカタログなどで簡単に完成形をイメージすることもできます。

モダンな建物が増えている昨今だからこそ、調和するこの人工木のウッドデッキが増えている要因の一つに挙げられます。

3-2.人工木ウッドデッキの設置によるデメリット

大変人気のある人工木のウッドデッキですが、もちろんデメリットも生じます。

  1. 床板に傷がつきやすい
  2. バーベキュー等火を扱えない
  3. バリエーションが少ない(タイルに比べて)
  4. 規格製品のため、設置箇所の条件によっては設置できないことがある
  5. タイルデッキに比べて強度が落ちる(テーブルや椅子を置くと凹む)

以上のような点が挙げられます。

そのため、ウッドデッキの多くは、「縁台として」「物干しのため」「通路として」設置されます。

計画を立てる際は、これらを考慮しましょう。

4.施工例

上記写真は、弊社が実際に工事を行った事例です。

施工前は、ウッドデッキが傷んでいて使用できる状況ではありませんでした。

これは、天然木のため経年劣化してしまったようでした。

解体作業時に道具を使用することなく、手で持ち上げるだけで床板が外れてしまうような箇所が、多々ありました。

写真を見比べていただけると分かりますが、ステップを建物側のみにすることにより、地面と同じ高さのタイルデッキが広々と生まれ変わりました。

お庭の面積が同じとは思えないほど、空間の広さを感じられると思います。

まとめ

 

本記事では、素材ごとによるメリット・デメリットを紹介しました。

それぞれの良さがあることはもちろんですが、建築時に費用のみで決めてしまうとかえって高い買い物となってしまうので注意が必要です。

天然のウッドデッキの際は、ハードウッドを利用する若しくはこまめに塗り替えをすることが非常に大切です。

タイルデッキ・人工木のウッドデッキの設置時には、素材(種類や色)選びと高さの設定がとても重要になります。

これらのことを考慮して、素敵なお庭づくりを目指していきましょう。

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