沼津市雑草防止対策の土間コンクリート施工方法の紹介

「お庭の周りに防草シートを敷きましょう」と弊社のウェブサイトでも度々ご説明していますが、中には例外もあります。

それは、隣の空き地に大量の雑草が生えていて風下になっている場所です。

このような土地ですと、せっかく敷いた防草シートの上の砂利に多くの種子が付着して雑草が生えてきてしまうのです。

雑草はこまめにメンテナンスしても少し時間を置けばすぐに生えてきますし、安価な防草シートはやはり寿命が短くシートを貫通してきたり端っこから生えてきてしまいます。

ですが、土間コンクリートにすると雑草が土間コンクリートを突き破ることはほぼ不可能です。

しかも壁の際までコンクリートになるため、そこから生えてくることもほとんどなくなります。

今回は以前あった事例と共に、雑草防止対策の土間コンクリートについて記述していきたいと思います。

静岡県東部沼津市のエクステリア工事を紹介していきます。

もくじ

ご相談から契約まで

今回のお客様からは「雑草を掃除してもすぐに次から生えてくるから何とかできないか。」というご相談を受けました。

そのため現地へお伺いして、敷地内の様子や面積、障害物等の調査をさせていただきました。この時、おおよその予算等もご相談させていただきました。一度持ち帰り、お客様が分かりやすいような図面、御見積書を作成致します。

弊社では、パース図と呼ばれる実際の現場を3D化し完成形に近い図と上から見た平面図を作成致します。

これらを作ることで、どのような完成形になるのかお客様と共有できます。

パース図については詳しく別の記事に説明してあるので、「外構工事やエクステリア計画に必要不可欠なパース図とは」をご覧ください。

これらパース図と御見積書を一緒に提示させていただき、お客様ご納得の上ご契約となりました。

ここまでは、完全無料で料金が発生することは絶対にありません。

1.施工過程

上の写真のように、実際に現場に行ってみると敷地のすぐ外側が雑草で溢れかえっていました。

防草シートを敷き砂利で敷き詰めても、隣から雑草の種が飛来し、シートの上から生えてきてしまう可能性があります。

そうなってしまうと、時間とお金と労力が無駄になってしまいます。

※今回は実際に施工した、事例をもとに施工過程を紹介していきます。

1-1雑草刈り・タイルや石を撤去する

まず初めに、生コンクリートを流すための下準備をします。雑草を刈りタイルなどを撤去した後、生コンクリートを流すための土を削っていきます(大体15センチほど)

 

土間コンクリートは地面・砕石・コンクリートの三層になっています。

1-2.砕石を敷き転圧して、枠組みをする

続いては、掘った場所に砕石を敷いていき転圧(てんあつ:専用機械で土や砂利を締め固めること)していきます。

砕石を敷かずに地面に直接生コンクリートを流してしまうと、雨などで柔らかくなった土が陥没してしまいそのまま土間コンクリートまで陥没してしまう可能性が十分あるため、土間コンクリートを打設する際、必要な手順なのです。

次に、生コンクリートを流すため場所を固定する枠組みを組んでいきます。

1-3.ワイヤーメッシュを敷き、結束しブロックにて持ち上げる。

続いては、ワイヤーメッシュを敷き、結束しブロックにて持ち上げます。

これを行うことにより、コンクリートが頑丈になる為の骨の部分になるためとても大事な工程になります。

こちらもワイヤーメッシュが無いと土間コンクリートが脆くなり、ひび割れや陥没が起こりやすくなってしまいます。

土間コンクリートについて詳しい記事がありますので、「駐車場の土間コンクリート打ちの費用や単価を施工方法を交えて解説」をご覧ください。

1-4.生コンクリートで汚さないための養生をする

生コンクリートで汚れないように養生(ようじょう:テープやビニールなどで汚れないように保護すること)していきます。

生コンクリートは、壁などに付着してしまうと非常におちにくいため、必ず行います。

最後に生コンクリートを流して終了になります。

土間コンクリートの施工過程にについてもっと詳しく知りたい方は、「土間コンクリートの費用や相場が分かる1㎡当たりの平米単価とは」をご覧ください。

土間コンクリート以外の工夫

今回お客様からのご要望があり、古く欠けてしまった玄関前のタイルやご年配が多く訪問するとのことなので手すりを設置いたしました。

上の写真の様に玄関周りが良い感じになりました。

引用元:LIXIL

タイルはLIXILのカリッサを使用しております。手すりも同じくLIXILのグリップラインを使用しております。

こちらの駐車場は斜面が高いうえに、土だったため雨の日などはぬかるんでしまったり、車が汚れてしまっていたそうです。

ですので、駐車場を土間コンクリートにしました、これにより車が快適に出し入れが可能になります。

まとめ

今回の記事では雑草防止対策で地面を土間コンクリートにした事例を紹介しました。土間コンクリートはメンテナンスがとても楽で、頑丈な為おススメです。

この施工以外にも安価に雑草防止対策できる砂利敷きというものがあります。

そちらが気になる方は、「庭の雑草対策のための防草シート+砂利敷き工事の費用解説」をご覧ください。

ここまで読んでいただきありがとうございます。

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