富士市でのリフォーム外構・エクステリア事例(ナチュラルテイスト)

エクステリア工事をご提案する上で心掛けていることは、デザインはもちろんのこと機能性やメンテナンス性です。

さらには、住まわれる方の年齢層に合わせて暮らしやすい環境を造ることを考慮しています。

どれだけデザインが優れていても、利便性が悪かったりメンテナンスに多額の費用が掛かるお庭では後々大変なことになります。

年齢層が高く、足元が悪い方がご在宅であれば車いす用のスロープを設計したり手摺をご提案したりすることが、我々の仕事です。

そこで、本記事では静岡県富士市で行ったデザイン性を考慮しつつバリアフリーのお庭造りの事例を紹介します。

もくじ

1.お問い合わせからご契約まで

まず、お客様より「車いす用のスロープが欲しい」とのお問い合わせをいただきました。

現地へと伺いお話を聞くと、以下のようなお悩みをお聞きしました。

  1. 車いすで家の中に入れない
  2. デザイン性のあるスロープにしたい
  3. 玄関周りが暗い
  4. 植栽スペースが無い

これらを考慮してエクステリアのご提案をさせていただきました。

数回に渡り、打ち合わせをさせていただきご契約となりました。施工させていただいた図面は以下の物となります。

2.工事内容・資材紹介

工事前

ご契約後、いよいよ工事開始となります。

近隣のお宅に工事のご挨拶文を配布してから、工事着手とさせていただきました。

駐車スペースがかなり広く、お客様からのご配慮もあり工事はスムーズに完了することができました。

2-1.スロープ部

スロープの商材を紹介します。

上記写真のTOYO工業のトリノミックスという乱形石を敷設させていただきました。

こちらの商品は、和洋問わずお庭の雰囲気に馴染み落ち着いて雰囲気を演出してくれます。

また、天然の石のため表面が凸凹しているためすべり止め効果があります。

乱形タイルを使用したその他のお庭の例は、こちら

2-2.縁取り材

花壇や乱形石の縁取り部に上記写真のTOYO工業のプリコロを使用しました。

こちらの商品は、花壇部や芝生のエッジ部などに使用されることが多く、花壇部に高級感を引き立たせてくれます。

今回の使用では、プリベリーとプリチョコを3:7の比率でミックスしました。

プリコロを使用したその他のお庭の事例は、こちら

2-3.門柱

お客様より温かみのある門柱のご要望がございましたので、デザイン門柱を作成させていただきました。

門柱に取り付けた部材を紹介していきます。

下地ブロックを積んで下地モルタルを塗ってから仕上げていきます。

門柱の仕上げ材は、四国化成のパレットという商品です。

こちらの製品は、76色からカラーを選ぶことができます。

今回は、113番を使用させていただきました。

防汚・防カビ仕様になっているため、安心して使用できます。

門柱にアクセントとして、上記写真のUNISON ウィンドゥグラスを取り入れさせていただきました。

笠木(かさぎ:天端に取り付ける部材のこと)は、TOYO工業のプリウスブリック サハラペイブを設置しました。

カラーは、ホワイトを使用しています。

ポストは、上記写真のLIXILのエクスポスト口金タイプN-2型を取り付けました。

こちらは、前から入れて門柱の背面から取り出す商品です。

表札は、福彫の銘木表札を取り付けました。

こちらの商品は、本物の木を彫りこんであるものになります。

また、オーダーメイドですので細かな調整が可能です。今回は、フクロウの絵を彫り込んであります。

最後に、モザイクタイルを取り付けて完成です。

上記写真のTOYO工業のスクエアストーンモザイクを貼り付けました。

2-4.手摺

車いす用のスロープには欠かせない手摺ですが、お客様のご要望のデザイン性・機能性に優れた製品を取り付けなければなりません。

多くのメーカーが手摺を作成していますが、今回は以下の商品を使用しました。

手摺部は、金具や継手が滑らかなLIXILのデザイナーズレールを設置させていただきました。

こちらの商品は、非常にシンプルな造りですがデザイン性にとても富んでいます。

手摺以外にも、植栽部や空間の間仕切りとして使用してもオシャレです。

2-5.階段部

門柱の背面部及び玄関からお庭に出る際に通る階段を設置させていただきました。

階段は、同じ乱形ではなく下記のような大きな石を使用させていただきました。

こちらは、UNISONのランドストーンという石になります。

大きな1枚物の石材で加工することもできます。

上記写真のような石が段よりも飛び出す仕様となっています。

2-6.照明

お庭をより引き立たせる照明器具の選定や配置に関しましては、とても大切な工程となります。

器具自体の意匠性も求められますが、「どの程度の明るさにするか」「どこを照らしたいのか」なども考慮しなくてはなりません。

さらには、明る過ぎる照明では夜中に近隣に迷惑が掛かかることも頭にいれておかなくてはいけません。

本工事では、明るさセンサ付きのタイマー照明を使用しています。

これは、明るさセンサが夜を認識して自動点灯します。その後、設定時間に応じて自動消灯するシステムです。

実際に使用した照明器具を紹介します。

門柱灯は、タカショーのマリンライト ブラケットタイプを取り付けました。

タカショーさんの商品は、意匠性が高くお庭の雰囲気を一段と引き立たせてくれます。

花壇部には、植栽を優しく照らすLIXILのスパイクスポットライトLGQ-14型を設置しました。

目立つことなく、さりげなく点灯するこの照明器具は、植栽部にはぴったりです。

階段部のランドストーンの下には、さりげなく足元を照らす上記写真のタカショーのフレキシブルLEDバーを取り付けました。

丸い形状の階段部には、自由自在に形状変化するこの商品を採用させていただきました。

夜にひときわ目立つガラスポールは、上記写真のオンリーワンクラブのG.ロッドを設置しました。

スロープ部に立っているアルミ角柱と同じ配列に等間隔でガラスポールを建てました。

ガラス部に照明が当たることでとてもきれいな光の演出ができます。

2-7.その他製品

前述で挙げた以外の製品を紹介します。

スロープ部に上記のLIXILのデザイナーズパーツ 枕木材を設置しました。

スロープの足の踏み外しを防ぐほか、玄関内の目隠しにも役立ちます。

こちらの商品は、植栽部のアクセントとして使用されたり目隠し代わりに設置されたりします。

門柱背面の階段までのアプローチ部に、上記のTOYO工業のスギーペイブを並べました。

コンクリート製のこの商品は、本物の木と違い腐食することはありません

2-8.植栽

最後に花壇部に植栽を施工して完了となります。

細かな説明は本記事では割愛させていただきます。

  • コルディリネ
  • マホニアコンヒューサ
  • タマシダ
  • ニューサイラン
  • オタフクナンテン
  • ヒューケラ
  • フッキソウ

以上、7種のものを数本ずつ植えさせていただきました。

まとめ

このような商材を使用してオシャレなスロープ工事を完成させることができました。

スロープ工事だけでも、これだけ多くのメーカー・商材を使用しています。

弊社では、多メーカーの商材を幅広く勉強してお客様のご要望に沿えるように日々努力しております。

K様、この度は弊社へ工事のご依頼を頂きまして本当にありがとうございました。

末永いお付き合いをよろしくお願い致します。

その他の施工事例は以下をご覧ください。

・富士市で行ったシンプルモダンの外構工事の施工事例

シンプルナチュラルテイストのオシャレなお庭:静岡県富士市

こだわりの素材を使用した外構リフォーム:富士市今泉の施工事例

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