お庭に雑草が生い茂っていると、見栄えを損なうばかりか、周りのお宅にも雑草が生えてしまったり害虫を呼ぶ原因となってしまったりします。
このとき、防草シート(除草シート:雑草が生えてこないようにするためのシート)を敷き、化粧砂利などを撒くと対策ができます。美観も得ることができるため、一石二鳥です。
また、コンクリートやタイルなどの施工を行うよりも低価格で工事が行えるため、雑草対策として多くの方々から選ばれている方法です。
そこで、本記事では実際に雑草でお悩みを持っていた「神奈川県横浜市港北区にお住いのT様」のお宅で行った、雑草対策及び砂利敷き工事の事例を紹介します。
もくじ
1.お問い合せから工事の依頼を受けるまで
この度、T様より「建物の周りに生えている雑草を何とかしたい」「玄関前をきれいにしてほしい」というお問い合わせをいただきました。
詳しくお話を伺ってみると、「除草剤を撒いたり草を抜いたりしてみたが、一向に雑草の量が減らずに悩んでいる」とおっしゃっていました。草が一度生い茂ると、T様の行っていた対策をしたとしても、雑草とのいたちごっこになってしまい、問題の解決には至りません。
現地の様子を伺ってみると、上記写真のように草が生い茂っていて見栄えがとても悪い状況でした。
これでは虫の住処になってしまい、外観だけでなく衛生面でも良くありません。
そこで、T様には砂利及び化粧砂利を敷くことをお勧めしました。冒頭でも述べたように、雑草対策のために防草シートを敷いた上に、砂利を敷くことで草の生育を大幅に抑制することができます。
ただ、T様邸の場合、建物が高台に位置しており階段が25段程度あるため、材料運搬費がかなり割高となってしまいます。これらの条件を踏まえて、砂利工事のお見積りをすぐに行い、T様に提示しました。
T様は、相見積もり(あいみつもり:複数の会社に見積もりを依頼すること)をとっており、すべての業者からのお見積書が出そろったところで弊社へのご依頼を決めてくださいました。工事着手までの間は、化粧砂利や踏み石をどのようなものにするか打ち合わせをしました。
次項では、実際の作業の様子を紹介していきます。
2.工事着手から完成まで
工事着手前に、雑草をより生えづらくするために除草剤を散布します。
このとき、T様が使用している除草剤が余っているとお聞きしたので、T様にお願いしました。この作業により、本来お客様よりいただいている「除草剤散布費用」を減額させていただきました。
この作業は、工事着手前の3~5日前に行います。
2-1.工事着手・草刈り
まずは、生い茂っている雑草を抜いたり刈ったりしていきます。
安いだけの悪徳業者の場合、この作業を行わずにそのまま砂利を敷いてしまいます。草をきれいに処理してから、砂利を敷いたほうが良いのは素人でもわかるはずです。
このとき、雑草を刈りながら土をきれいに均していきます。この作業を整地と呼びます。
詳しくは、「芝生や砂利を敷くときの下地作りの秘訣:水勾配や土質を解説」をご覧ください。下地作りの大切さがよく理解できるはずです。
2-2.防草シート敷き
次に、防草シートを敷き詰めます。
このとき、上記写真のように隙間なく敷いていきます。さらに、シートがずれないようにピンで固定します。
このようにきれいに敷くことで、雑草が生えてくるリスクを最小限に防ぐことができます。
防草シートの敷き方については、「雑草対策で活躍する除草シート(防草シート)の敷き方4工程」で解説している通りです。
2-3.砂利敷き
次に、防草シートの上に砂利を載せていきます。
このとき、4㎝程度の丁度良い厚みで敷いていきます。厚すぎると歩きづらくなり、薄すぎると下地が露出してしまい見栄えが悪くなってしまうからです。
2-4.玄関前 化粧砂利敷き・踏み石設置
玄関の前は、人目につきやすい場所です。
そのため、あまり目立たない場所で使用したシンプルで価格重視の砂利ではなく、化粧砂利を使用しました。メリハリがつき、見栄えが良くなります。
ここで使った踏み石及び化粧砂利は、工事着手前に何度もT様と打ち合わせして決定したものです。
まとめ
このようにして、無事にT様邸の砂利敷き工事を終えることができました。
引き渡しの際に、「きれいになって良かった」と大変嬉しいお言葉を頂け、弊社(MKプランニング)も満足しております。
T様のように、雑草が生えてきて困っている方は、ぜひ一度外構専門業者(エクステリア業者)に相談することをお勧めします。
T様、この度は本当に工事のご依頼ありがとうございました。