外構(エクステリア)の中で、門扉は建物に入るために必ず通過する場所です。そのため、訪れたお客様をおもてなしするためには、常に掃除や手入れをして美観を保つ努力をする必要があります。
ただ、施工直後は見栄えの良いお庭であったとしても、雨や風などの影響を受けて少しずつ劣化していきます。すると、汚れたてきたり使いずらくなったりしてきます。
そのため、見栄えや機能性を維持するためには定期的なメンテナンスが必要です。
せっかく高価な買い物をしても、補修や部品の交換をしなければ、いつまでも快適な住まい環境を継続させることができないからです。
例えば、ブロックが傾いていたりフェンスの金物が外れていたりしていた場合、倒壊してしまうかもしれません。また、ウッドデッキや木製フェンスの保護塗装が剥がれてしまうと、下地が腐ってしまいます。
これらをそのままにしておくと、高額な補修費用が発生する可能性があります。そのため、異変に気付いた時は、専門業者に相談するようにしましょう。
三島市加茂のS様邸の門扉工事を例に挙げて、エクステリア(外構)の補修工事を紹介します。
もくじ
お問い合わせ・ネット見積り
S様からのお問い合わせは、「門が閉まらなくなって困っている」というご相談内容でした。
さらに詳しくお話を伺ってみると、門扉の柱が傾いてしまい扉同士がぶつかって開閉できなくなっていることが分かりました。
そこで、現状を確認するためにS様から現場の写真をメールにて送っていただきました。すると、上記の写真で示す通り、扉が閉まらなくなっていて門が風でバタつかないようにプランターで押さえていたのです。
住居の入り口がこれでは、見栄えが良くありません。また、毎日通る場所が不具合を起こしていてはストレスの原因になりかねません。さらには、防犯上よくありませんし、扉が開いているときはプライバシーも守れなくなり、門の価値が無くなってしまいます。
そこで、上記写真以外にも4枚ほど現場写真を送っていただき、弊社(MKプランニング)ならではの「ネット見積り」にてお見積りをさせていただきました。
ネット見積りとは、現地調査にかける経費を省き、写真を送るだけでお見積りを提出するサービスのことです。もちろん、これは概算ではなく正規の値段のため、提示した金額で工事を行うことができます。
つまり、現地の写真を送るだけで適正価格が分かるということです。(*小規模工事に限る) さらには、お客様の金額負担を減額することができ、さらには迅速なサービスを提供することができます。
これにより、S様の満足するお見積り金額を提示することができました。このとき、「現地との差異があっても追加料金を取ることはありません」と説明していたため、安心してご契約いただくことができました。
工事着手
お客様の工事希望日を打合せの後、晴天を迎え工事となりました。
まずは、門扉の状況の確認です。
すると、S様から伺っていた通り、片側の門柱が扉の重さに耐えきれずに傾いていることが分かりました。その影響で、扉の位置を微調整できる金具も使えない状況になっていました。
門柱の傾きを修正するために、最初に扉を外した後、門の柱が埋まっている基礎コンクリートを壊しました。このとき、門柱をできるだけ傷つかないように注意して作業しました。門自体は綺麗だったため、再利用することになっていたからです。
柱を取り除いた後、門柱を元の位置よりも開かせるために隣接している白色のブロック壁を削りました。このとき、正規の幅よりも少し広めに施工しました。もし、また同じような症状になったとしても、金具の微調整のみで問題を解消できるようにするためです。
つぎに、柱を挿してモルタル(水とセメント、砂を適量混ぜ合わせた物)で埋め込んでいきます。このとき、垂直と向き、さらには高さを調整しながら工事をしました。
セメントの硬化を確認した後、扉を取り付けます。
最後に、削り取った壁をきれいに補修して完成です。このとき、余ったモルタルは傷んでいた他の場所に使用させていただきました。
引き渡し
S様と一緒に最終確認をした上で、扉や周りの清掃や工事の際に動かしたプランターなどを元の位置に戻してから引き渡しをしました。
すると、S様より「こんなに迅速に安く門が直るなら、もっと早く相談すれば良かった」と、嬉しいお言葉をいただきました。
S様のように、「外構の修繕工事をしたい」と考えている人はたくさんいます。
ただ、エクステリアのメンテナンスが必要にも関わらず、「まだ大丈夫」だと思っている人はそれと同じように多いです。
しかし、手入れが必要なのに放置してしまうと修理ができなくなる可能性があります。
金属部が破損したり木部が腐ってしまった場合、製品そのものを交換する必要があるからです。また、不良品をそのままにしていると、本来の機能を発揮しないばかりか、見栄えの悪いお庭になってしまいます。
これらのリスクを回避するためには、S様のように早い段階で専門業者に修理の依頼をするようにしましょう。
S様、この度は弊社へ工事のご依頼をしていただき本当にありがとうございました。これからもS様のお庭を一生涯サポートさせていただきます。