あなたが新築住宅を建てた際、どのようなお庭を計画していますか?
砂利敷きや土間コンクリート、フェンス工事など様々な外構工事が考えられます。
今回は、その中でもお問い合わせの多いカーポートにフォーカスして解説していきます。
これを設置することにより、あなたの愛車を汚損から防ぐことができたり雨天時の乗降の際が楽になったり多くのメリットを得ることができます。
あなたがカーポートを建てる際、どのような製品をお探しですか?
「同じ費用がかかるならほかの商品にすればよかった」と、後悔しないためにも本記事をご参照ください。
近年、雪や台風による大規模な被害にあっています。また突発的に吹く強風に襲われることも数少なくは無いかと思われます。
そこで本記事で紹介するのが「LIXIL社」のカーポートになります。
カーポートの設置により雨や雪の日、車から降りるときや荷物の積み下ろすときなど傘を必要としなくなるので大変便利になります。
さらに、車を大切にされている方には雨や風から守ってくれるためとても重宝します。
また、ポリカーボネート屋根を選ぶことにより耐衝撃強度に特化してあり2階から物を落としても屋根は割れにくくなり紫外線も約100%カットできるので、塗装の色褪せや車内シート日焼けをも防止してくれるのです。
それでは、LIXILカーポートの種類を3種ご紹介していきます。
もくじ
ネスカ、フーゴ
この両製品は違いがあまりないので一緒にご紹介していきます。
共によくご要望を頂く、非常に人気のある製品です。
「ネスカ」「フーゴ」にはR型(あーるがた)とF型(ふらっとがた)があり、大きな違いは屋根の形状になります。
以下のようにまとめます。
- デザイン性
アール型は昔からあり主流の商品です。和みのある曲線は様々な住宅に最適です。
アール型は雨の流れが左右に流れる構造に対し、フラット型は左右の高さがほぼ同じなので通常は前側に雨が流れるようにな傾斜になっています。
フラット型はナチュラルモダンな住宅に合うようになっていて段々と人気がでています。
- 吹込み
アール型のカーポートは屋根の中央が一番高くなっているため、左右からの吹込みが多くなってしまいます。
フラット型は屋根の高さがほぼ等しく前側に傾斜がついているため吹込みは少ないです。
- 強度
アール型、フラット型ともに強度はそこまで変わることはなく両タイプには、耐積雪20㎝、50㎝、100㎝から選べます。
ただ、フラット型には「セッパンタイプ」という積雪に強い製品もあります。
このような違いがあるためお庭にあった最適な商品を探してみてください。
柱の高さは両製品共に3つのバリエーションがあり、地面から約2200cm、2500cm、2800cmがあります。
1度建ててしまったら高さは変えることができないのでお車にあった最適な商品をお選びください。
アルミ形材色のカラーバリエーションは両製品共に以下の図のようになります。
さらに、フーゴには木彫色があり以下の図のようになります。
LIXIL社の製品は、多くのサッシや玄関ドアなどに使用されており、お庭のコーディネートをする際に同ブランド性を利用することにより統一感が生まれてきます。
アルミ形材色のカラーを選び統一感を出すのもいいですが木彫色を選び存在感を出すのもあなたのお庭の向上の一つです。
屋根材は両製品共に
- ポリカーボネート板(強度はガラスの約200倍、UVカット)
- 熱線吸収ポリカーボネート板(強度はガラスの約200倍、UVカット、熱をカット)
- 熱線遮断FRP板DRタイプ(UVカット、熱をカット)
の3種類が用意されています。
カラーバリエーションは以下のようになります。
ネスカのお値段は、定価で幅2400㎜長さ4980㎜標準柱2200㎜ポリカーボネート板)で233,900円です。
フーゴのお値段は、同じ寸法(ポリカーボネート板)で256,900円です。
様々なカーポートと比べると、比較的安いお値段で購入できる代表商品の一つです。
上記写真は、2台用のネスカワイド:フラット屋根仕様になります。
価格帯の低いカーポートですが、シンプルにして1本梁がなかなか迫力のある製品です。
幅5100㎜奥行5400㎜の標準柱2200㎜の商品の定価は、522,600円です。
アーキフラン
上記写真のカーポートを見てどう思われますか。
迫力があって、あまり多く見ることのない商品です。
こちらは、LIXIL社の「アーキフランワイド」という製品になります。
デザイン性のインパクトはもちろんのこと、機能性も優れた商品となります。
それは、見ての通りですが柱が2本しかないことです。
それにより、駐車の際に内輪差の邪魔にならないことが分かるでしょう。さらに、4本柱に比べて歩行の邪魔にもなりませんし車の扉の開閉の障害になることはありません。
4本柱カーポートの柱を見てみると、擦り傷や凹みの跡を発見することがしばしばあります。
愛車はもちろんのこと傷がついているでしょう。さらに、せっかく設置したカーポートにも傷がついてしまっては残念で仕方ありません。
そのような声に対して考案された商品なのです。
さらに、視覚的にも柱に阻害されることがありませんので、より開放的により広く駐車スペースを見せることもできます。
あなたのお庭計画の一つに取り入れてみてはいかがでしょうか。
カラーバリエーションも以下のように豊富で、様々なシーンで使用することができます。
アーキフランは以下のような方におすすめです。
- 近隣と同じようなカーポートを設置したくない
- 駐車スペースが狭く柱の本数を減らしたい(ドアの開閉・視覚的)
- 運転に自信がなく駐車が苦手
- 意匠性の面で建物を柱で阻害したくない
1台用のカーポートですと、幅2400㎜奥行5000㎜標準柱の定価は、426,400円です。
2台用ですと、幅5150㎜奥行5000㎜標準柱の定価は、871,600円となります。
アーキフィールド
上記写真のような、カーポートを用いて駐車スペースからエントランスまでを一つの上質な空間を演出することができます。
大変高級感のある製品で、カーポート単体使用というよりも「ワンランク上の屋根」を設置したい際に使用されます。
これは、LIXILの「アーキフィールド」という商品になります。
建物の顔となる箇所に設置をお考えで、デザイン性・機能性共に大幅に向上させたいとお考えの方におすすめです。
こちらは、単にカーポートを設置するという考えではないので、あなたのお庭・建物に合わせて形状を計画していくのです。
設置する多くの方は、駐車場をエントランスを作りたいと希望される方で、屋根のほかに照明やゲートと併用します。
これらを設置することにより、駐車場に入った時からまるで屋内にいるような空間となるのです。
この商品は、屋根においては梁(はり:上記写真の屋根上の横方向に流れる角材)から吊るして見た目のインパクトさの演出や屋根から見える中骨(なかぼね:屋根から透けて見える前後方向に流れる角材)の模様など細部にこだわりを取り入れています。
価格帯は、完全オーダーになりますので大きく開きがありますが、定価で900,000円~となります。
まとめ
本記事では、新築住宅を建てる際に選ばれるカーポートをご紹介しました。
それぞれの製品をまとめますと、「ネスカ」は、カーポートの中でも価格帯重視の商品となっており一番お手頃の製品になり、「フーゴ」は、ネスカの製品に比べ多少値段の違いがあるがカラーバリエーションが豊富です。
「アーキフラン」は、価格が上がってしまう分、申し分のないデザイン性・機能性を持つ商品です。
さらに、カーポートだけでなくエントランスも上質なものをご希望の方は、「アーキフィールド」をおすすめします。
まとめとして、カーポートを建てた際におきるメリット、デメリットをご紹介します。
デメリット
- 柱が邪魔になる
カーポートの設置には必ず柱が立ち駐車がしづらくなってしまいます。
通常は4本の柱になりますが2本の柱のカーポートがあります。
このような製品をお選びいただくと軽減できます。
- 台風や強風で屋根が飛ぶ可能性がある
多くの製品は耐風圧強度があり簡単には飛んでいきませんが風通しのいい場所に建てると不安の方も多いと思います。
それを解消すべくあるのが、強度を向上させる「オプション」です。カーポート設置の際は、必ず「耐風圧のオプションをつけてください」と外構専門業者に伝えましょう。そうすることで、カーポートの耐風圧を4~8m/sをも強化することができるのです。
さらに、ポリカーボネート板ではなくセッパンの屋根をお選びいただくと飛ぶ可能性は充分に減らすことができます。
メリット
- 車の汚れ、夏季の熱い日差しから車を守る
鳥の糞がおちても拭くことがなくなり、車の洗車回数を減らすことができます。また屋根で熱い日差しを遮断しますので車内温度の上昇を抑制できます。
- 雨の日の車の乗り降りに濡れない
お子様を抱っこしていたり、両手に荷物を持っていたりすると傘を持ってドアを閉めることがとても困難になりますがカーポート設置により、その不安がなくなることで生活の向上にも繋がります。
- 霜が降りなくなる
朝の忙しい通勤前の霜取りがなくなりそのまま車を動かすことができます。もちろん雪が降っても屋根があるので雪を下す必要がなくなるので時間を有効活用できます。
- お庭を立体的に見せることができる
駐車場部は、土間コンクリートやアプローチのタイルやインターロッキングなどにより平面的な構成が多いです。そこに、高さを持つカーポートを設置することにより立体的なお庭の見せ方ができるのです。
これらのことを踏まえつつ、外構工事の計画をしてみてはいかがでしょうか。
あなたのお庭にカーポートを設置する際、本記事がお役に立つことを願っています。