外構工事では、様々な材料が使われて作品が形成されます。
その中でも、砂利に焦点を当てて解説したいと思います。種類がたくさんありますので、本記事で紹介できるのはわずかですが、あなたのお庭づくりの参考になれば幸いです。
砂利は、透水性や視覚に与える温かみを持っています。
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上記写真は、大理石やタイルに囲まれた空間に砂利をあしらうことで、温かみを持たせている例です。
ここでは、「白玉砂利」という種類のものを使用しています。このように、砂利を使用することにより、あなたのお庭をさらに美しくすることができるのです。
さらに、砂利はコンクリートやタイルに比べてはるかに工事金額が安く済みます。上手に取り入れることにより、美観を損なわずに減額することが可能になります。
本記事では、このようにシーンごとにどのような砂利が使われるのかを紹介していきます。
もくじ
1.駐車場で使用される砂利
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上記写真のように、アスファルトやコンクリートのみの駐車場の場合、機能性には優れていますが見栄えが良くありません。
そのため、タイルや芝生、さらには砂利などを程良く配置して美観を得るのです。
また、駐車場で使用される砂利は、主に2通りあります。
- 駐車スペース全体に施す砂利
- タイヤが通る轍部以外に施工する砂利
大きく分けてこの二つになります。これらを、この項では紹介していきます。
1-1.駐車スペース全体に施す砂利
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駐車スペース全体に施す砂利は、読んで字のごとく全体に撒く砂利のことを指します。
弊社では、飛び石であったり砂利をタイヤによって周辺道路に撒き散らしてしまう可能性があったりするため、お勧めしていません。
しかしながら、「土のままでは困るが、コンクリートなどにする予算がない」という方には、仮設(かせつ:一時的に施す設備)のために施工することが多いです。砂利を撒くことで、低価格で泥汚れを防ぐことができるからです。
砂利を選定する際は、粒が大きいもの(20mm以上)が良いでしょう。
小粒の石の場合、タイヤの溝に石がハマってしまったり、ハンドルを切った際に砂利が抉れてしまう恐れがあります。そのため、大粒のものを選定するようにしましょう。
1-1-1.砕石
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砕石:砂混じりの砂利。山や川から採取するため山地により色に変動がある。
砕石とは、上記写真のような土木や建築などで使用される砂利のことです。
主に、構造物(こうぞうぶつ:建物や大きな壁など基礎により支えられているもの)の基礎部分に使用されたり、道路のアスファルトの下地に用いられたりします。
つまり、砕石を撒いて締め固めることにより地面が強固になるのです。
これを、駐車場部に使用すると、固い地面の駐車スペースが出来上がるのです。しかし、見栄えは劣るため仮設としては最適と言えるでしょう。
機能性に優れていますし、価格は最も安価です。
1-1-2.砂利
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砂利:大きさにより〇号と区別される。砕石と同じく産地によりいろに変動がある。
砂利と砕石の違いは、砂が混ざっているかどうかで見分けます。
砕石は、砂混じりの砂利のことを言います。そのため、締め固めることにより、隙間なく砂と石が配置されるため、硬い地盤を形成することができます。
一方、砂利は砂が混ざっていないため、締め固まることはありません。
これによるメリットは、水たまりができにくいことであったり、防犯効果を得ることができたりすることです。石に隙間があるので水を通したり、砂利が動いた際に音が出たりするためです。
逆に、タイヤにより石がほじれてしまうことがあるのでデメリットも考慮しましょう。
砂利は、上記写真のようなシンプルなものであれば、低価格で済みます。上手に活用しましょう。
1-2.タイヤが通る轍部以外に施工する砂利
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上記写真のように、タイヤが通る部分のみをコンクリートやタイルなどで施工して、残りを砂利敷きにするといくつかの利点があります。
それは、美観や金額に関することです。
まずは、視覚的なことから説明しますと、コンクリートだけの駐車場の場合、灰色一色の空間ができてしまい温かみや面白みがありません。そこに、色砂利などを加えることによって、オシャレな駐車場を作ることができるのです。
さらには、コンクリートやタイルよりも、はるかに工事金額が少なく済みます。駐車場の一部に砂利敷きを行うことは、工事金額の減額をしつつ、より一層おしゃれにできる技法と言えます。
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瓦チップ:瓦を砕いた再生材。安価で仕入れることができ、明るい色のため活用されることが多い。比重が軽いため、雨水で流されることがあるため注意が必要。
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錆砂利(さびじゃり):錆色をした小粒の砂利。砂利を撒くだけで風合いが出る。値段は高価だが人気が高い。
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五色砂利(ごしきじゃり):5種類の砂利がミックスされた砂利。
2.通路で使用される砂利
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通路で使用する砂利は、面積があまり広くないので高価なものを使用しても良いでしょう。特に、道路や家の中から見える通路では、見栄えを意識して砂利を選定しましょう。
また、踏み石や住宅の外壁など景観に合わせてチョイスするとさらに美しいお庭が出来上がります。
逆に、裏庭への通路など人目に付かないような場所では、予算に合わせて選びましょう。
砂利の大きさは、小粒のものが良いです。それは、大きいものだと歩行しにくくなるからです。小さな子供や足腰の悪いお年寄りの方では、不便を感じてしまうのです。
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白玉砂利(しろたまじゃり):真っ白な丸い砂利。見栄えが良く高級感が出る。価格は少し高い。
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黒玉砂利(くろたまじゃり):真っ黒な色の丸い石ころ。高級感がある見た目同様、金額が高い。
上記写真のようなものを使用すると、高級感ある通路になります。
踏み石や敷石、さらには枕木などを併用する場合は、様々なものを組み合わせると、とても個性豊かな通路になります。
あなたの家に合う、通路のコーディネートを楽しみましょう。
3.お庭で使用される砂利
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お庭で使用される砂利は、面積や用途により様々です。
そのため、お庭の雰囲気だったり、予算に合わせたりするコーディネートが必要です。
3-1.鑑賞用のお庭の場合
あまり実用性がなく、鑑賞するためのお庭スペースに敷く砂利の場合、大粒の砂利を使用すると良いです。それは、石を強調させることでより立体的な空間を作ることができるからです。
また、和風のお庭には色砂利を配置したり、洋風のお庭にはバークチップと呼ばれる木のチップを敷いたりするとおしゃれです。
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バークチップ:木のチップ。防草効果もあり、お庭をおしゃれに演出できる。風で飛ばないように専用の接着剤を撒く必要がある。
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スコリヤ:火山岩を砕いたもの。赤褐色で丸みを帯びておらずゴツゴツしている。
3-2.主庭に使用する砂利
主庭は、子供が遊んだりテーブルやイスを置いてフリースペースにしたりと様々な活用方法があります。
お客様の多くは、芝生にしたり面積が広いので安価な6号砕石(ろくごうさいせき:10~15mm程度のグレーの砂利)を使用することが多いです。
子供やペットが遊ぶスペースにする場合、裸足になったり寝転んだりしても良いように、丸みのある石を選びます。
このように、ケースバイケースとなるため、砂利の選定の際は、専門業者と相談してみましょう。
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6号砕石:15mm程度の小粒の砂利。大きすぎず小さ過ぎない砂利であるため、様々なシーンで使われる最もポピュラーな砂利。
4.まとめ
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本記事では、お庭で使用する砂利をシーンごとに紹介しました。
これはほんの一例にしか過ぎず、まだまだ数多くの砂利が存在します。外構専門業者(エクステリア業者)に、あなたの家にぴったりの砂利を提案してもらうと良いでしょう。
その際、「安く手に入る化粧砂利はありますか」と一言聞いてみると、お得におしゃれな砂利が手に入るかもしれません。
実は、地域によりお値段が大きく変動します。それは、近くに砂利を製造している工場などがあれば、割安で大量に仕入れることができるからです。
実際に弊社では、いくつかお安く提供している化粧砂利があります。
そのため、お客様の住居と調和がとれるものであれば、ご提案させていただいております。
このようにして、おしゃれな砂利をお得に手に入れる方法もあるということを頭に入れておきましょう。
砂利敷き工事についての記事を他にも掲載しております。ぜひ、合わせて読んであなたのお庭造りにお役立てください。