インターロッキングを使用した函南町での庭のリフォーム工事

新築の際に、予算の都合であったりプランが決まらなかったりして、お庭の一部が土のままになってしまっているお宅が多々見受けられます。

自分で作業を行うにも、どのようにして施工すればよいのか分からず、やってはみたものの中途半端になってしまい、より見栄えが悪くなってしまいます。

土のままでは、足元が悪くなるばかりか、雑草が生えたい放題生えてしまい衛生的にも良くありません。この状態を放置しておくと、家全体の外観が悪化するばかりでなく、近隣のお宅に草の種子や虫が飛散してしまい、大きな問題となってしまう可能性があるのです。

また、多少の草だけならばまだしも、多量の雑草や木などが生い茂ってしまうと、それらを撤去するだけでも高額のお金が必要となってしまいます。これを防ぐためにも、定期的にメンテナンスを行うか、早めの工事を行うことをお勧めします。

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この記事では、お庭の一部が土のままになってしまって、スコリヤ(赤砂利)を敷いてはみたものの、納得のいくお庭造りができなかったお客様の工事例を紹介します。このお宅では、リフレッシュするために物置の設置・芝生、さらにはインターロッキング(上記写真のようなコンクリートブロックを敷き詰めもの)の敷設も行いました。

インターロッキングは、歩道などで良くみかけることと思います。これは、透水性に優れてるため雨天時でも歩きやすく滑りにくい利点があります。また、様々なデザインが楽しめるので通路などに設置するには最適な材料と言えます。

そこで、実際にお庭にインターロッキングを取り入れた静岡県田方郡函南町I様邸外構工事を紹介します。

もくじ

1.お問い合わせから工事の依頼を受けるまで

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この度、I様より「自分で庭に砂利を敷いてみたものの、上手くできなかった」「砂利をきれいにしてほしい」というお問い合わせをいただきました。

お電話では現地の状況が分からなかったため、I様のお宅へと伺い現地調査を行いました。

お宅へ伺い、お話してみると「明るいお庭にしてほしい」と言われ、砂利敷きのみでは困難であったため、採寸(さいすん:敷地やお宅の距離や高さを計測すること)をして一度持ち帰ります。

そして、I様からの要望の芝生と物置を取り入れ、芝生を引き立てるためにインターロッキングを設置するプランを作成しました。このとき、日当たりがあまり良くない場所への芝の設置であったため、天然芝ではなく人工芝の設置を考えます。なぜなら、日が当たりにくい場所では、芝の管理が難しくすぐに枯れてしまう可能性があるからです。

また、インターロッキングは芝に比べて高額の工事となってしまうため、アクセント程度の面積にとどめて、予算内に抑えつつ見栄えの良いお庭にすることを考えました。その他にも、タイル貼りにすることもできますが、タイル工事は下地のコンクリートを施工してからタイルを貼り付ける大掛かりな工事となるため、外観は優れますが予算オーバーとなるため除外します。

数日後、I様のもとへとプランとお見積書を届けると「素敵なプランをありがとうございます」と、うれしいお言葉をいただき、その後細かい調整をしてご契約となりました。

2.工事着手

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晴天の日を迎え、いよいよ工事着手となりました。

まずは、雑草を刈って処分します。さらに、不要な砂利もトラックへと積み込み廃棄します。

I様邸の場合、化粧砂利を敷いてある部分がありましたが、下記写真のような防草シートを敷かなくてはならないため、一度すべての砂利を移し替えました。シートを敷設することにより、雑草の生育を大幅に防ぐことができるばかりでなく、砂利と土が混ざってしまうことを防止します。つまり、砂利をきれいに敷くためのシートでもあるため、工事をする際には欠かせない物です。

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また、防草シートを敷く前に、凸凹になっている地面を平らにしました。化粧砂利が均一な厚みになるようにするための作業です。砂利は、厚く敷きすぎると歩きずらくなってしまい、薄すぎると下地が見え隠れしてしまうからです。詳しくは、「雑草対策で活躍する除草シート(防草シート)の敷き方4工程」で解説しているのでご覧ください。

次に、化粧砂利や芝生、さらには花壇といった土の種類が切り替わる場所に、レンガを設置しました。これは、土砂の混入を防ぐためです。

そして、花壇ブロック(下記写真のような物)の位置を変えていきます。一般の方がこれを設置する際は、ただ並べて土で埋めるだけなので簡単に壊れます。もちろん、再設置するときはブロックの下部をモルタル(もるたる:砂、セメント、水を適量混ぜ合わせたもの)にて動かないように固定しました。

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花壇ブロック設置後は、埋め戻しをしてインターロッキングを敷設するための下地を作ります。

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インターロッキングの施工は、上記図のような構造になっています。

そのため、まずは土を削り取って下地を作りました。次に、砕石(さいせき:石を適度な大きさに砕いた物)を平らに均して、専用機械を用いて締め固めます。この作業のとき、仕上がりの凸凹に大きく影響してしまうので、丁寧に平らにしていきました。

その上に、クッション効果のある砂をきれいに敷いて、インターロッキングを並べます。このとき、模様やパターンを考えながら置いていくと見栄えがさらに良くなります。

最後に、隙間に珪砂(けいしゃ:細かい砂のこと)を詰めて完成です。

まとめ

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インターロッキング敷設後は、人工芝を敷き詰めて物置を設置しました。こうして、I様邸のお庭のリフォーム工事は完了です。

完成後、I様にお見せすると「素敵なお庭にしてくれてありがとうございます」と大変うれしいお言葉をいただきました。

写真を見てわかる通り、決して広い面積ではありませんが、人工芝とインターロッキングの二つを設置することにより、お庭のスペースに広がりを感じさせてくれます。人工芝のみであった場合、ここまでの空間を感じることはできません。

さらに、住居が軽量鉄骨製でありウッドデッキも人工木のものなので、裏庭に緑を取り入れることにより心地よいスペースが出来上がりました。

冒頭でも述べましたが、お庭を土のままにしておくと雑草に悩まされたり、雨天時に愛車や大切な靴を汚してしまいます。メンテナンスを行ったとしても、一生涯草取りや砂利撒きをしていかなければならないのです。

このようにならないためにも、I様のように新築時に外構工事を行わなかった場合であっても、リフォーム工事を早めに専門業者に依頼することをお勧めします。工事をすることにより大きくイメージチェンジやお庭の改善ができるからです。

I様、この度は工事のご依頼をいただき本当にありがとうございました。

これからも、I様のお庭を通して一生涯お付き合いしていくことをお約束いたします。

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